ヒートマップの見方・使用方法
VWO Insightsの機能の一つであるヒートマップを活用することで、ユーザーの興味・関心を最も集めている要素やセクションはどんなものか視覚的に判別しやすくなります。
この記事では、各ヒートマップの見方・使用方法についてご紹介します。
Tips
ヒートマップは、ヒートマップダッシュボードから開くことができます。 使い方は下記記事をご参照ください。
デフォルトでは、ご利用いただいているVWO Insightsプランで使用可能な月当たりのサンプル数の範囲内の数だけ、ヒートマップデータが記録されます。サンプル数の決め方、CROの各プラン詳細については弊社担当もしくはサポートまでお問い合わせください。
ここでご注意いただきたいのは、VWOタグが設置されていないページはサンプル対象とならない=データが記録されない点です。事前に、ヒートマップデータを取得したいページにVWOタグが設置されているか必ずご確認の上、ご使用をお願いします。
Tips
VWOタグについては下記のカテゴリにある記事をご参照ください。
画面説明
VWO Insightsでご提供しているヒートマップには5種類の機能があります。画面下部にあるタブをクリックすることで、それぞれの機能によるデータ閲覧ができます。
HEATMAP (ヒートマップ)
CLICKMAP (クリックマップ)
CLICKAREA (クリックエリア)
SCROLLMAP (スクロールヒートマップ)
ELEMENT LIST (エレメントリスト)
その下には、各機能共通の操作がまとめられています。
1. URL matches(一致条件)
複数URLを指定したい場合は、このボタンをクリックし、URL matches pattern(URLパターン一致)に切り替えます。
2., 3. URL入力
閲覧したいページのURLを入力し、GOをクリックすると、指定したURLのヒートマップが見れます。
4. OBSERVATIONS
このアイコンをクリックすると、閲覧しているヒートマップデータ上の指定した場所に付箋のように Observation (気付き) を記録することができます。ここで作成した気づきは OBSERVATIONS ダッシュボード上から確認することができます。
5. REFRESH
データを再読み込みします。
6.NAVIGATE
ログイン先の画面などのヒートマップを見たい時などに使用します。NAVIGATE ボタンクリック後、ヒートマップ画面をクリックすることができるようになるので、Emailアドレスやパスワードを入力し、ログインボタンなどクリックすると、ログイン先の画面が開き、そのページのヒートマップが見られるようになります。
7.クリック数
クリック数を表示しています。
データが多いと LATEST CLICKS (直近のクリック数)と ALL CLICKS (総クリック数)という選択ボタンが表示され、いずれかを選べるようになります。
8.INTENSITY
こちらのつまみをクリックして左右に動かすと、ヒートマップ画面の濃さを調整できます。
9.デバイス
アイコンをクリックすると、Desktop、Mobile、iPad(tablet)のアイコンが出てきます。いずれかを選ぶと、使用されたデバイスでヒートマップデータを絞り込むことができます。
10.SETTINGS
… をクリックすると、閲覧しているヒートマップ画面を共有するアイコン(画面シェア用URL表示)と、ヒートマップ画面をダウンロードするアイコンが出てきます。ヒートマップ画面をダウンロードするには、Chromeの拡張機能が必要です。
では、各ヒートマップ機能の詳しい使用方法を見ていきましょう。
HEATMAP
ヒートマップではユーザーがページ上でどのような行動をとっているか、視覚的にわかるようにします。クリックが多いエリアは赤や黄色といった暖色、クリックが少ないエリアは青や緑といった寒色で表示します。
VWO TestingのA/Bテストに付随したヒートマップでは、10万クリックまでを上限とし、データを記録可能ですが、VWO Insightsのヒートマップでは、クリック数無制限で記録します。
Attention!
デフォルトでは、ブラウザの Safari はサードパーティー Cookie をブロック(有効)しています。ヒートマップデータを読み込むためには Safari のプライバシー設定にて、Prevent cross-site tracking(サイト越えトラッキングを防ぐ)を無効にする必要があります。
使用方法
画面下部の HEATMAP タブをクリックします。
赤や黄色といった暖色で表示されているエリアは最もクリックされています。一方で、青や緑といった寒色で表示されているエリアはクリックが少ないエリアです。
画面下部の GO の右隣にあるアイコンをクリックすると、ヒートマップ画面上に付箋のように気づき(Observation)を記録することができます。ここで記録した気づきはOBSERVATIONSダッシュボード上からでも確認できます。
※OBSERVATIONSについて詳しくは、こちらをご参照ください。
CLICKMAP
クリックマップでは、ボタンや画像などの要素上で、どのくらいクリックされているか詳細にわかるようになります。
使用方法
画面下部の CLICKMAP タブをクリックします。
ボタンや画像、テキストなど、クリック数を知りたい要素の上にマウスオーバーすると、その要素のクリック数、ページ全体のクリック数に対するその要素のクリック率、ページ内で発生したリンククリック数に対するその要素のクリック率が表示されます。
画面下部の GO の右隣にあるアイコンをクリックすると、ヒートマップ画面上に付箋のように気付き(Observation)を記録することができます。ここで記録した気づきはOBSERVATIONSダッシュボード上からでも確認できます。
※OBSERVATIONSについて詳しくは、こちらをご参照ください。
CLICKAREA
クリックエリアでは、選択した複数箇所内のクリック数を比較することができます。
このデータから、ユーザーがどのエリアにより興味を持ったか、また逆に興味を持たなかったかが分かるようになり、優先する要素やエリアを順位付けすることができるようになります。
使用方法
画面下部の CLICKAREA タブをクリックします。
比較したいエリアを複数選択すると、選択したエリア内でのクリック数や、ページ内の総クリック数に対する比率、選択したエリア同士でのクリック比率が表示されます。
画面下部の GO の右隣にあるアイコンをクリックすると、ヒートマップ画面上に付箋のように気付き(Observation)を記録することができます。ここで記録した気づきはOBSERVATIONSダッシュボード上からでも確認できます。
※OBSERVATIONSについて詳しくは、こちらをご参照ください。
SCROLLMAP
スクロールヒートマップでは、ユーザーがどのエリアや要素までスクロール到達したか、視覚的に判別しやすくなります。
見てほしい重要な要素までどのくらいのユーザーが到達しているのか、実数値や到達率も表示されます。
使用方法
画面下部の SCROLLMAP タブをクリックします。
暖色から寒色になるにつれて、ユーザーのスクロール到達率は低くなります。
画面下部の GO の右隣にあるアイコンをクリックすると、ヒートマップ画面上に付箋のように気付き(Observation)を記録することができます。ここで記録した気づきはOBSERVATIONSダッシュボード上からでも確認できます。
※OBSERVATIONSについて詳しくは、こちらをご参照ください。
ELEMENT LIST
エレメントリストでは、どの要素がどれくらいクリックされているかをランキングで一覧表示します。
ボタンやテキストリンクだけでなく、ドロップダウンメニュー内にある要素など、隠れている要素のクリックなども含まれます。エレメントリストでは下記4つの項目が見られます。
ELEMENT
TYPE
CLICKS
% OF TOTAL
使用方法
画面下部の ELEMENT LIST タブをクリックします。
エレメントリスト上で、エレメント名ではわかりにくい要素は、エレメント名をクリックすると、ヒートマップ上でその要素までスクロールされ、どの要素が明示されます。
画面下部の GO の右隣にあるアイコンをクリックすると、ヒートマップ画面上に付箋のように気付き(Observation)を記録することができます。ここで記録した気づきはOBSERVATIONSダッシュボード上からでも確認できます。
※OBSERVATIONSについて詳しくは、こちらをご参照ください。