カスタムディメンションについて
カスタムディメンションを利用することで、Webサイトの訪問者を分類して区別することができます。たとえば、SaaS 企業の場合は、サブスクリプション プランに基づいてユーザーを分類したり、最近プロモーションを実施した旅行代理店では、年齢層ごとにコンバージョンを表示したい場合があります。 レポートのセグメンテーション機能を利用することで、それが可能になります。
Tips:カスタムディメンション機能は、VWO Enterprise プランでのみ提供されています。
Web サイトへのすべての訪問者は、他の訪問者と区別する独自の属性を持つことができます。デフォルトでは、プランでポストセグメンテーションが有効になっている場合、VWO は訪問者の都市/国、Web サイトへのアクセスに使用されたデバイスなどのすべての標準属性を自動的に収集します。これらの属性を使用して、VWO でレポートを細分化し、テストのパフォーマンスについてより深い洞察を得ることができます。
ただし、Web サイト訪問者の車の色、好きなスポーツ、所得層、ビジネス ニーズに固有の言語など、追加の属性を追跡する必要がある場合があります。カスタム ディメンションを使用すると、カスタム属性を定義し、Web サイトへのすべての訪問者に関連付けることができます。
Tips:現在は、VWOはカスタムディメンションは英語の値のみをサポートしています。
VWO サーバーにデータが送信されると、VWO は自動的に PII を匿名化します。ただし、カスタム ディメンションを使用してそのようなデータを送信することが必須の状況では、データをホワイトリストに登録し、SHA256 のハッシュ推奨と最小 8 文字を使用した適切な暗号化レベルを使用する必要があります。
カスタム ディメンションを使用する際の考慮事項
カスタムディメンション機能は、Enterprise プランで提供されます。最大 50 個のカスタム ディメンションを作成できます。 この制限は、VWO アカウントのプランの USAGE セクションから確認できます。
Tips:カスタムディメンションの作成/編集には、Owner もしくは Admin のユーザー権限が必要になります。
Web テスト、フルスタック、モバイル アプリ A/B、およびパーソナライゼーション キャンペーンの場合、カスタム ディメンションはユーザー レベルのスコープでのみ適用できます。また、レポートのフィルタリングでは、カスタム ディメンションは機能が展開された後にのみ使用できます。スコープの詳細については、 スコープに関しては、カスタムディメンションでスコープを定義する<編集中>をご参照ください。
ビジターが計測されているページからしか、カスタムディメンションデータは送ることができません。(例:ヒートマップが走っているページ、テストが走っているページなど)
VWOはデフォルトで、メールアドレスや、カード番号、社会保障番号、電話番号、認証トークン、などのセンシティブ情報と判断されるデータを検出し、匿名化します。カスタムディメンションでこのようなデータを送らないようにご注意ください。
カスタムフィールドを明示的に匿名化したい場合は、ブラックリストオプションを使用し、匿名化する値の正規表現パターンを定義します。これでカスタムフィールドのデータはVWOサーバーに送信されなくなります。
カスタムディメンションの作成について詳細は、カスタムディメンションの作成方法をご参照ください。