GTM経由でのUniversal Analyticsとのカスタム連携方法


2つのカスタム連携方法


この記事では、GTM経由で Universal Analytics (UA) とカスタム連携を実現する方法を2つご説明します。いずれかの方法を選んでいただき、それぞれの順番に従って設定してください。

(カスタムイベントで計測する場合は、①のステップが不要になります。)


カスタムイベントで計測

①なし

②GTMで4つのデータレイヤー変数を追加

③GTMで2つのトリガーを追加

④GTMにカスタム連携タグを「カスタムHTML」として追加

⑤データ送信用タグを追加(カスタムイベントで計測する場合)

⑥連携したいキャンペーンの「Googleタグマネージャー」設定をチェック

⑦GTMプレビューで連携を確認


カスタムディメンション値を統一

①GAダッシュボードでカスタムディメンションを追加 

②GTMで4つのデータレイヤー変数を追加 

③GTMで2つのトリガーを追加 

④GTMにカスタム連携タグを「カスタムHTML」として追加 

⑤データ送信用タグを追加(カスタムディメンション値を統一する場合) 

⑥連携したいキャンペーンの「Googleタグマネージャー」設定をチェック 

⑦GTMプレビューで連携を確認


手順

①GAダッシュボードでカスタムディメンションを追加

GAダッシュボードから、カスタムディメンションを追加します。(※カスタムディメンションで連携しない場合、こちらの設定は不要です)



②GTMで4つのデータレイヤー変数を追加


下記4つのデータレイヤー変数をGTMで追加し、それぞれについて設定を行います。


<設定>

変数の種類:データレイヤーの変数 を選択

データレイヤーの変数名:変数名 (例:CampaignID)

データレイヤーのバージョン:バージョン1

デフォルト値:0


③GTMで2つのトリガーを追加

さらに、下記2つのトリガーを追加し、設定を行います。


<設定>

トリガーの種類:カスタムイベント

イベント名:VWO

発火条件:CampaignId 等しい 0


<設定>

トリガーの種類:カスタムイベント

イベント名:VWO

発火条件:CampaignId 等しくない 0 VariationId 等しくない 0


④GTMにカスタム連携タグを「カスタムHTML」として追加

VWOカスタムデータレイヤー というカスタムHTMLタグを追加し、トリガーに、先程作成した VWO Genericを設定します。


<設定>

プロダクトを選択:カスタムHTMLタグ

タグを設定:下記コードをペーストします。

<script type = "text/javascript" >

  /* VWO GTM integration code starts */

  (function() {

    window.VWO = window.VWO || [];

    window.dataLayer = window.dataLayer || [];

    window.VWO.push(['onVariationApplied', function(data) {

      if (!data) {

        return;

      }

      var expId = data[1],

        variationId = data[2];

      if (typeof(_vwo_exp[expId].comb_n[variationId]) !== 'undefined' && _vwo_exp[expId].GTM) {

        window.dataLayer.push({

          "CampaignId": expId,

          "CampaignName": _vwo_exp[expId].name,

          "VariationId": variationId,

          "VariationName": _vwo_exp[expId].comb_n[variationId]

        });

        window.dataLayer.push({

          event: 'VWO-data-push'

        });

      }

    }]);

  })();

/* VWO GTM integration code ends */

</script> 


document.writeをサポートする:チェックを外す

詳細設定 :不要

トリガー:VWO Generic


⑤データ送信用タグを追加

 選択したカスタム連携方法に沿って、データ送信用に、ユニバーサルアナリティクスタグを追加します。


(カスタムイベントで計測する場合)

<設定>

タグタイプ:ユニバーサルアナリティクス

トラッキングタイプ:イベント

カテゴリ:VWO

アクション:{{CampaignId}}:{{CampaignName}}

ラベル:{{VariationId}}:{{VariationName}}

非インタラクションヒット:真 ←必ず「真」に設定してください。

トラッキングID:{{GoogleAnalyticsID}}

トリガー(Firing Triggers):VWO Data Push


(カスタムディメンション値を統一する場合)

<設定>

タグタイプ:ユニバーサルアナリティクス

トラッキングタイプ:イベント

カテゴリ:VWO

アクション:Custom

非インタラクションヒット:真 ←必ず「真」に設定してください。

トラッキングID:{{GoogleAnalyticsID}}

トリガー(Firing Triggers):VWO Data Push

カスタムディメンション

インデックス:①で設定したインデックス番号

ディメンションの値:カスタムディメンションにプッシュするデータ

例:Campaign_{{CampaignId}}:{{VariationName}}


⑥連携したいキャンペーンの「Googleタグマネージャー」設定をチェック

VWOキャンペーン管理画面上 設定その他 画面にて、サードパーティ製品との連携Googleタグマネージャー にチェックを入れます。


⑦GTMプレビューで連携を確認

設定が完了したら、開始する前にGTMのプレビュー機能で確認することをお勧めします。プレビューを実施して、テストが走っているページを同じブラウザーで訪問すると、下記のような画面が表示されます。


例:VWOカスタムUA_カスタムイベントを利用する場合


VWOカスタムUA_カスタムイベントをクリックすると、プッシュされる内容を確認することができます。 

設定の正常な動作の確認がとれたら、GTMプレビューを無効にして、設定を開始してください。