上級向けセグメントロジック(AdvancedSegment Logic)について

A/Bテストのセグメント設定において、【複数の広告パラメータを指定し、かつデバイスも指定してテスト対象とする】等、複数条件を組み合わせたセグメント設定をされる方もいらっしゃるかと思います。

カスタムセグメントは複数の条件でセグメントを組み合わせることができるため、とても便利な機能です。

しかし、ANDとOR、[ ]の使い方を誤ってしまうと、せっかく設定したセグメントが意図しない働きをしてしまう場合があります。

この記事では、カスタムセグメントで複数の条件を組み合わせる際の、ANDとOR、[ ]の使い方についてご紹介していきます。

複数指定する場合は、ANDを使用します。

ANDを使用すると、２つの条件両方に該当するユーザーのみ、といった意味になります。

▲上記の場合、【このIPで、かつデバイスがPCのユーザーのみテスト対象】といった設定になります。

いずれかの条件で指定する場合は、ORを使用します。

▲上記の場合、【２つのIPのいずれかに該当するユーザーのみ対象】といった設定になります。

ANDとORの他に、カッコ[ ]を使用します。

　※[ ]は、Enterpriseプランでのみご利用いただけます。

▲上記の場合、【[２つのIPのいずれかに該当し]、かつPCのユーザーのみ対象】といった設定になります。

ORとANDの条件を複数使用する場合は、”条件の中のいずれかに該当”の部分をカッコ[ ]で区切る必要があります。

[ ]は、クリックすることで設定・解除を行うことができます。

[ ]の色が濃くなっているとカッコ[ ]が設定されている、ということになります。

Attention!

たとえば上記で[ ]を付けなかった場合、

【１つ目のIPに該当】もしくは【２つ目のIPに該当するPCユーザー】という意味になり、１つ目のIPに該当するユーザーは、PC/SP問わずテスト対象となってしまいます。

更にもっと複数の条件を組み合わせたい場合の設定です。

AND・OR・カッコ[ ]を使用します。

▲上記の場合、【[２つのIPに該当せず]、かつ[２つのパラメータいずれかを持ち]、かつ【PCユーザーのみ対象】といった設定になります。

たとえば、社内IPはテスト対象外とし、特定のパラメータを持ったPCユーザーをテスト対象とする場合が上記のような設定になります。