スクロール率の計測方法 (要素表示ベース)
スクロール率を計測したい場合はカスタムコンバージョンゴールを設定する必要があります。
スクロール率の計測方法は2種類あります。
・ページの何%までスクロールしたのかを計測する方法
・特定の要素が表示されるまでスクロールしたかを計測する方法
この記事では、「要素の表示ベースでスクロール率を計測する方法」をご案内します。
(ページの何%までスクロールしたのかを計測する方法はこちら)
1.スクロールCVゴールを追加する
ゴール設定のページを開きます。
(キャンペーンを開き、設定 > ゴールと進みます)
開いた画面にて、カスタムコンバージョンを計測 を選択します。
URLの欄には、計測を行いたいページのURLを入力します。
スクロール率を計測したい要素の数だけゴールを追加します。
今回は例として2つ作成しました。
必要なゴールを全て設定してから、右上もしくは一番下にある緑色の 保存 ボタンを押してください。
これでゴールの追加は完了です。
次に、要素が見えるまでのスクロールを計測するためのロジックを設定します。
2.スクロールを計測するためのロジックを作成する
カスタムCVゴールを計測するためには、発火条件のロジックを設定する必要があります。
特定の要素が見えるまでのスクロールを計測するサンプルコードを用意いたしました。
下記のコードをご参照ください。
Attention!
こちらで記載している内容はオープンソース、外部のJSファイルを利用しています。
(Waypointsという外部ライブラリを使います)
ご留意の上ご使用ください。
vwo_$.getScript('https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/waypoints/4.0.1/noframework.waypoints.js', function() {
vwo_$.getScript('https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/waypoints/4.0.1/shortcuts/inview.min.js', function() {
/* 計測要素を定義する */
/* element1は下から入ってくる時に発火されます */
/* このブロックをコピーして「element1」を変更する */
/* 計測したい要素のCSSを変更する */
/* ゴールIDを変更する */
var element1 = new Waypoint.Inview({
element: vwo_$('計測したい要素のCSSセレクター')[0],
enter: function(direction) {
if (direction == 'down') {
/* 281をキャンペーンに設定されているゴールIDに変更する */
window._vis_opt_queue = window._vis_opt_queue || [];
window._vis_opt_queue.push(function() {
_vis_opt_goal_conversion(281);
});
}
}
});
/* element2は画面上部から消えたら発火されます */
var element2 = new Waypoint.Inview({
element: vwo_$('計測したい要素のCSSセレクター')[0],
exited: function(direction) {
if (direction == 'down') {
/* 282をキャンペーンに設定されているゴールIDに変更する */
window._vis_opt_queue = window._vis_opt_queue || [];
window._vis_opt_queue.push(function() {
_vis_opt_goal_conversion(282);
});
}
}
});
});
});
「計測したい要素のCSSセレクター」と記載されている部分には、その名の通り計測対象の要素のCSSセレクターを入力します。
「○○○(数字)をキャンペーンに設定されているゴールIDに変更する」と記載されている部分には、どのカスタムCVゴールを発火させるのかを指定するため、カスタムCVゴールのタグを設定します。(上記のサンプルコードでは既にカスタムCVゴールのタグが設定されている状態です)
カスタムCVゴールのタグは、設定 > サマリー 画面で発行されています。該当ゴールのJavascriptタグをコピーします。
今回は、<script></script>の間にあるコードのみをコピーしてください。
Attention!
ゴール毎に一意のタグが発行されますので、 設定 > サマリー 画面より、該当ゴールのタグをコピーしてください。
コピーしたカスタムCVのタグを、サンプルコード内の「○○○(数字)をキャンペーンに設定されているゴールIDに変更する」と記載されている部分に貼り替えます。
上記のコードは、カスタムCVゴール281と282のタグを入れた状態のものです。
また、上記のコードは、二つの計測方法のロジックが入っているコードです。
要素が画面下から入ってくる時に発火される
要素が画面上部から消えたら発火される
複数の要素を追加して計測することができますが、計測対象の要素を追加する場合、その分のゴールを追加し、コードを修正する必要があります。
複数の要素を追加して計測する場合、コードの修正点は下記になります。
「var elements1~」のコードをコピーして、追加します。
コードを追加したら、「var element1」、「var element2」など、ユニークな変数名を使用します。
計測したい要素の数だけ、カスタムCVゴールを追加します。
当てはまるカスタムCVゴールタグを入れてください。(数字の部分を入れ替えていただくことで流用可能です)
これで、要素までのスクロール率を計測するためのロジックの作成が出来ました。次は、作成したロジックを設置します。
3.作成したロジックを設置する
要素までのスクロール率を計測する時、ページ内の要素が全て読み込まれた状態のページを参照するので、POST-CAMPAIGN JSという機能を使用します。
POST-CAMPAIN JSの機能は、コードエディタを開き、バリエーションが並んでいる部分の上に存在しています。
下記の図をご参照ください。
クリックすると、JavascriptとCSSを入力する欄が出てきます。そのJavascriptの欄に、先ほど作成したロジックのコードを入力すれば設定が完了です。
上記の計測方法は一例となります。ゴール計測条件は一意に定義できます。