バージョン履歴の使用

この記事では、VWOでのバージョン履歴の仕組み、その利点、そして使用方法をご紹介します。

バージョン履歴機能は、キャンペーンの作業中に行った変更を記録していきます。つまり、変更した当時のコピーへのアクセスが可能です。過去のイテレーションを振り返ることもできますし、古いバージョンの復元も可能です。

バージョン履歴機能の利点

バージョン履歴機能の利点はいくつかあります。

VWOにおけるバージョン履歴

キャンペーンにいくつか変更を加えたとしましょう。ただ、それによってサイト上の要素がいくつか壊れて、サイト上でのエクスペリエンスにマイナスの影響を与えてしまったとします。この場合、以前のキャンペーン設定にロールバックしたいです。

これを実現する一つの方法は、過去の変更点を思い出して手動で戻すことです。ただ大量の変更点があった場合、現実的な解決方法とは言えません。


もうひとつの方法が、VWOのバージョン履歴機能を使用することです。一回のクリックで、簡単に過去のバージョンを確認しロールバックすることが可能です。変更点を全部覚えたり、手動で戻す必要はありません、VWOがやってくれます。VWO Testing あるいは Deploy のキャンペーンに変更を施す度に、ログとして記録されます。その変更一式がエディタ上で保存されたタイミングで、新しいバージョンが作成されます。

Attention!

既存のキャンペーンで古いバージョンを確認できない場合、このバージョン履歴機能が実装される前に、キャンペーンが作成された可能性があります。機能実装後に作成された新しいキャンペーンでは、履歴が全期間参照できます。

VWOのバージョン履歴では、下記情報が表示されます。

保存されたバージョン毎に、 縦三点リーダー(︙)のアイコンが表示され、そこをクリックして表示される3つのオプション(バージョンに名前をつける、バージョンを確認する、バージョンを復元する)を利用可能です。また、名前をつけたバージョンのみを表示するようフィルターをかけるには、Show only named versions にチェックを入れます。

Tips

1. Enterprise と Pro プランをご利用中のアカウントは、キャンペーンの履歴全期間のバージョンから復元が可能です。

2. Growth プランの場合は、直近の 3 バージョンからの復元に限定されています。

VWOでバージョン履歴を確認する方法

VWOでキャンペーンのバージョン履歴を確認する手順は以下の通りです。

バージョンに名前をつける

デフォルトでは、バージョンは作成日時で保存されます。ただ、保存されたバージョンに名前をつけることはお勧めです。何故キャンペーン設定を変更したかに関連した名前をつければ、後々役に立ちます。

Tips

バージョンに名前をつけることは任意です。

保存されたバージョンに名前をつけるには、縦3点リーダー(︙)アイコンをクリックし、Name this version を選びます。名前をつけたバージョンのみをフィルターするには、Show only named versions にチェックを入れます。

バージョンを確認する

View this version を選択すると、キャンペーンのある特定のバージョンを選択して確認することができます。復元する前には、まずバージョンの変更内容を確認することをお勧めしています。バリエーションを確認してる画面から、バージョンを比較したり、復元することもできます。

バージョンの変更内容を確認するには、保存されたバージョンの縦3点リーダー(︙)アイコンをクリックし、View this version をクリックします。

バージョンを復元する

Restore this variation をクリックすると、過去のバージョンのプレビューを確認し復元することができます。復元された際に、復元元のバージョンの詳細を引き継いた新しいバージョンが作成されます。ある過去バージョンの内、特定バリエーションだけを復元することも可能です。この場合、他のバリエーションは現在アクティブなバージョンのものになります。バージョンにキャンペーンJSが適用されている場合は、それも復元可能です。


バージョンの復元するには、2つの方法があります。

いずれの方法でも、復元する際は、復元する内容の詳細が表示されます。復元するバリエーションや(適用されている場合は)キャンペーンJSやCSS を選択することができます。